先日『ベストハウス123』でラリー=スチュアートという人の特集をやっていました。
クリスマスに私財を投げ打って、“シークレットサンタ”としてホームレスや障害者に無償で20ドルを配りまくったそうです。
彼の人生の転機になった20ドルを一番初めにくれた定食屋の店主はこう言いました。
「クリスマスは全ての人が幸せになる日だ」と。
本来クリスマスはキリストの生誕を祝う祭り、或いはサンタクロースが幸せを届ける行事として知られています。
しかし無宗教ミステリー国家・日本ではそれが“聖なる夜”と名前を変え、カップルがラブホテルで愛を育む為の日と姿を変えてしまいました。
キリストなんか糞喰らえの日本では自分たちが盛り上がる口実、或いは企業が儲けるためのイベントとして受容されてしまったのです。
日本ではクリスマスに全ての人が幸せになれるでしょうか。
カップルの行事となった今、片思いに苦しむ人、仕事に苦しむ人、病で苦しむ人、何も出来ない人だっています。
寧ろカップル以外は独り者パーティーなどで開き直るか嘆く日となってしまいました。
一部の人が偽りの幸せを手に入れるために、企業戦略に乗せられた哀れな末路だと思います。
私は『裁き』の「私」は誰でもない、或いは全ての人と考えました。
いちゃつくカップル、叶わぬ片思いで苦しむ人々、忙しさや飢えや病で死にそうな人々、そしてそんな国に変えた社会。
それどころかローマ教皇ベネディクト16世が「商業機関による汚染」と嘆くほど、日本以外でも偽りの降誕祭が浸透しつつあります。
神を間違った形で受容した日本と日本人、或いは全世界全てに、そしてこの私に、もう一度クリスマスの意味を問い直すために･･････
今、裁きを！
(灼)